「となりのトトロ」サツキとメイのお父さんに学ぶ、子供を動かす魔法の言葉

「となりのトトロ」に登場する、サツキとメイのお父さん。

お父さんが、サツキとメイにお手伝いを頼むとき、二人を動かす魔法の言葉がけをしていたのでご紹介します。

子供を動かす魔法の言葉だと感じました。

科学実験教室や科学工作教室で子供に「次はこれをやってね」と指示を出す際にヒントになると思います!

それではご紹介します。

 

「となりのトトロ」お父さんがサツキとメイに言った魔法の言葉

サツキとメイとお父さんが新しい家に引っ越してきたシーンでの出来事です。

新しい家にはワクワク、サツキとメイの興味をひくような、ふしぎないきものが登場します。

引っ越し作業が中断してしまい、すっかり遊びモードになってしまったサツキとメイ。

そんな状況をパッと一転させ、お父さんがサツキとメイに引っ越し作業のお手伝いを頼みました。

そのときの言葉が「魔法の言葉」だったのです。

「となりのトトロ」お父さんの魔法の言葉

「さぁ、仕事をしましょう。
2階に上る階段はどこでしょうか?
2階の部屋の窓を開けてきてください。」

これがお父さんの言った「魔法の言葉」です。

たった3つの文ですが、ひとつひとつの文に子供を動かす言葉がけのヒントが隠れているので、順番に解説します。

 

魔法の言葉のヒント1「子供を大人扱いするような言葉選び」

お父さんはサツキとメイにお手伝いをしてほしかったわけです。

ここでお父さんが使った言葉は「仕事」。

「お手伝いしてね」という言葉でも子供はワクワクするかもしれませんが、この言葉をかけたときはサツキとメイはすっかり引っ越し作業のことは忘れ、新しい家の「探検」「宝探し」、つまり「遊びモード」になってしまっていました。

「仕事」というワードをあえて用いることで、子供たちにまるで重要な任務を与えたかのようでした。

子供を尊重しつつ、かといって難しい課題を与えられたわけではなく、思わず子供たちがワクワクする気持ちになるような言葉です。

「集中してほしいのに遊びモードになってしまった…」

そんな雰囲気をビシッと引き締めながらも子供のやる気を引き出す言葉選びはぜひ心掛けたいものです。

 

魔法の言葉のヒント2「知らないふりをする」

お父さんはサツキとメイに、2階へ行ってお手伝いをしてきて欲しかったわけです。

ここで一般的な指示の仕方だと、おそらく

「向こうに2階へ上がる階段があるから、そこに行って部屋の窓を開けてきて。」

と、階段の場所を大人側からあらかじめ提示してしまうと思います。

ところがお父さんは、「2階に上がる階段はどこでしょうか?」とあえてクイズ形式で問いかけました。

知らないふり」をしたんですね。

「知らないふり」の応用編と言ってもいいかもしれません。

子供に答えを見つける過程を体験させる、ぜひそんな指示の仕方を工夫してみましょう。

 

魔法の言葉のヒント3「一文一義でわかりやすく伝える」

サツキとメイのお父さんがかけた魔法の言葉はたった3つの文から成るシンプルな構成でした。

ひとつの文につきひとつの内容を込める、「一文一義」になっていたことにはお気づきでしょうか。

もう一度、魔法の言葉を見てみましょう。

 

「となりのトトロ」お父さんの魔法の言葉

「さぁ、仕事をしましょう。
2階に上る階段はどこでしょうか?
2階の部屋の窓を開けてきてください。」

 

一文目「さぁ、仕事をしましょう。」

呼びかけの言葉です。

「さぁさぁ、仕事をするよー!」という、たったひとつの内容が込められているだけで、非常にシンプルです。

 

二文目「2階に上る階段はどこでしょうか?」

問いかけの言葉です。

大人側としては「2階に行ってきてほしいんだけどな~」という意味も暗に込めていたりしますが、表向きには「2階に上がる階段はどこにあるでしょうか」という内容のシンプルなものです。

 

三文目「2階の部屋の窓を開けてきてください。」

主題となる指示の言葉です。

サツキとメイのお父さんがメインで伝えたかったことは、「窓を開けてきてね」ということでした。

ひとつの指示にお願い事はひとつだけですね。

「2階の部屋の窓を開ける」、これがミッションです。

 

一文一義を意識することによって、ひとつひとつの文がとても短くなり、子供の理解を促しやすくなりますね。

 

まとめ:「魔法の言葉」で子供が主体的に動けるサポートをしよう!

ここまで見てきた魔法の言葉のポイントをおさらいします。

魔法の言葉のポイント
  1. 子供を大人扱いするような言葉選びをする
  2. 知らないふりをする
  3. 一文一義でわかりやすく伝える

魔法の言葉のポイントに共通していることは、「子供が主体的に動けるサポートをしている」ということです。

子供に指示を出すとき、子供に何か行動させたいときには、「子供が主体的に動けるかどうか」というのを意識するといいと思います!

ぜひ、ワクワクするような言葉がけをしてみてくださいね!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください